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【イベントレポート】読書会:課題書 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』フィリップ・K・ディック著

12月9日、金曜日にフィリップ・K・ディック著の『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の読書会を開催しました。
定員通り5名で開催。少人数での密度のある読書会を目指しています。img_8062-jpg_

さて、映画『ブレードランナー』の原作ということもあり、書名だけはとても有名な作品ですが、意外と原作を読んだことがないという方も多いのではないでしょうか。
実際読み比べてみると、小説と映画とではずいぶんと違う箇所があります。

映画では主人公のデッカードを中心に物語が進行しますが、小説ではデッカードとイジドアという男の物語が交互に語られ、最後に二つの物語が交差するという構造になっています。
また、小説では「マーサー教」という宗教が物語上の大きなポイントになるのですが、映画ではこの部分はバッサリとカットしてあります。

基本的に映画と小説は別物として楽しんだほうがよいかと思います。

読書会ではお互いの感想をシェアしたあと、読み進めていて疑問に思った点や難解だった箇所などを議論しました。

ホワイトボードに論点やキーワードを書きながら進めていたのですが、あっという間に真っ黒になってしましました。

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あっという間の2時間。SFを課題書に設定するのは初めての経験でしたが、みなさん苦手意識をもたず読んできてくださったのでとても嬉しかったです。

最後に参加者の方にそれぞれ「『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』はひとことでいうとどんな作品ですか?」という質問を投げかけました。
未読の方は参考にしてみてください(ざっくりし過ぎていて参考にならないかもしれませんが)。

Aさん 「自分の人間性がどこにあるのか考えさせられる小説」
Bさん 「本物の動物を求めていた主人公が、最終的には電気模造品に満足するようになる話」
Cさん 「アンドロイドを追いかけていく中で、人間性とは何なのかと疑うようになる男の話」
Dさん 「いまいる世界だけじゃなくて、道が変わればそちらにいってしまうかもしれない話」
Eさん 「人間って何という話」

以上